| 研究概要 |
近年、日本では、米の消費量が減少しており、米などの穀物の用途拡大および高付加価値化が求められている。
いくつかの穀物には、タンパク質性のα-アミラーゼインヒビター(α-AI)が含まれていることが知られている。α-AIは、α-アミラーゼの活性を阻害し、澱粉からグルコースへの分解を抑制するため、血糖値の上昇抑制効果を有することが考えられる。小麦α-AIは既に特定保健用食品の機能性成分として用いられているが、その他の穀物に関する研究は少ない。
一方、穀物中の澱粉は冷蔵保存中に再結晶化して硬くなる「老化」が起こる。老化した澱粉は食味や消化性が低下することから、澱粉の老化の効果的な抑制法が求められている。しかし、澱粉の老化メカニズム自体に未解明な点が多い。
本研究では、穀物の用途拡大および高付加価値化を目的として、米、蕎麦、大麦、ライ麦等の穀物の糖尿病予防効果および澱粉の老化メカニズムに関する研究を行っている。本研究により、穀物の保存性およびおいしさが向上するだけでなく、ヒトの健康増進、新規加工食品の開発にも繋がると考えられる。
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| 提供できる技術 ・応用分野 |
- 食品からのタンパク質抽出、分離、精製
- 澱粉の加工、保蔵
- 食品の物性、食感
- 食品メーカーでの商品開発経験あり
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| 主要な所属学会 |
日本食品工学会, 日本食品科学工学会, 日本栄養・食糧学会, 日本応用糖質科学会, 日本調理科学会
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| 論文 |
- “Physicochemical and functional properties of albumin fractions from barley and rye seed protein isolate” Bioscience, Biotechnology, and Biochemistry 90(9) 1218-1227 (2026).
- “Effects of Cereal-Derived Proteins and Peptides on Blood Glucose Levels” Journal of Agricultural and Food Chemistry 73(21) 12537-12547 (2025).
- “Analysis of short- and long-term two-mode retrogradation of corn starch during refrigerated storage”, Cereal Chemistry, 10883 (8 pages) (2025).
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| 受賞歴 |
- 2025年度日本食品工学会奨励賞, 日本食品工学会 (2026).
- 日本食品工学会第26回(2025年度)大会 優秀発表賞, 日本食品工学会 (2025).
- Young Investigator’s Award, The 3rd International Symposium on Rice Science in Global Health (2018).
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