2026年3月6日(金)、東京大学弥生講堂一条ホールで開催された「高分子学会 エコマテリアルシンポジウム(25−3)」において、食健康科学研究科 環境調和型材料科学研究室にて研究を行っている大学院理工学府 物質・生命理工学領域 博士後期課程2年生の鈴木智也さんが、「優秀ポスター賞」を受賞しました。
受賞情報
• 受賞者: 鈴木 智也(理工学府 物質・生命理工学領域 博士後期課程2年)
• 学会名: 高分子学会 エコマテリアルシンポジウム(25−3)
• 受賞名: 優秀ポスター賞
• 受賞日時: 2026年3月6日
• 開催場所: 東京大学弥生講堂一条ホール
• 受賞ポスタータイトル: 「芽胞によるポリ(ブチレンサクシネート-co-アジペート)の海洋分解促進」
研究の概要
海洋プラスチック問題の解決に向けた画期的なアプローチが高く評価されました。
本研究では、深海由来の生分解性プラスチック(PBSA)分解菌の休眠胞子(芽胞)を、プラスチックに直接内蔵する新たな手法を開発しました。従来、PBSAの海洋生分解性は周囲の環境に依存するため不安定でしたが、本手法により生分解性が安定化し、初期分解速度を約8倍に加速させることに成功しました。
この技術は、プラスチックに内蔵された菌がポリマーを加水分解し、生じた産物を土着の海洋微生物が急速に無機化するという「連携メカニズム」を利用しています。これにより、場所や季節を問わず確実な海洋生分解を実現する革新的な技術として、今後のさらなる応用と実用化が期待されています。
